ラバウルの名は旧日本軍南方方面司令部があり、また漫画家の故・水木しげる氏が戦時中駐留された場所として日本人にも馴染みがありますが、火山と半島そしてジャングルが織りなす風景は、雄大で美しく太古を感じさせます。
ラバウルの見どころ
ラバウルの火山は今も活発
ラバウルは首都ポートモレスビーから飛行機で1時間20分余り、ニューギニア島の北、ニューブリテン島の北端に位置する活火山の町です。この活火山は1994年に大噴火を起こしラバウルの町は大半が火山灰に埋もれてしまい、この噴火で家を失った人々がラバウルから車で30分ほどのココポの村周辺に移り住み、新しい町ができ現在ではラバウルの中心地となっています。 また古くは旧日本軍が使用したラバウル空港も火山灰に埋もれてしまったため、ココポの町の中心から20分ほどの場所に新空港ができました。
太平洋戦争の戦跡
ココポ博物館
ラバウルには日本政府とパプアニューギニア政府が共同で建立した「南太平洋戦没者の碑」があり、日本からも多くの参拝者を迎えています。他にも対空機関砲を据え付けたままの旧日本軍司令部の地下壕(通称:山本バンカー)や、大発と呼ばれたはしけが格納されたままのトンネル「大発洞窟」などの戦跡を見学できます。
またココポの町中にあるココポ博物館にはゼロ戦などの第二次大戦中の様々な武器類、この地の伝統工芸品、装飾品などが展示されています。
トーライ族の成人の儀式
夜間、大きな面をつけた男たちが、奇声を上げながら大きなかがり火を飛ぶようにして踊るバイニング族の踊りや、大きな笹玉のような衣装にお面をのせたトーライ族の成人の儀式が個性的で有名です。
ホテルはラバウル、ココポ両方にありますが、ココポにはココポビーチ・バンガローリゾートはじめ新しく設備の整ったホテルが数件あります。