パプアニューギニアの代表的なトレッキングルートは2つで、ひとつ目は本島中央を東西に走る3000m級のビスマルク山脈のこの国の最高峰4509mのウィルヘルム山で、世界各国からトレッカーが集まります。
もうひとつがオーストラリア人に人気のココダトレールです。ココダトレールはニューギニア島東部を東西に走るオーエンスタンレー山脈の北側のココダから山脈を越えて南側のソゲリ村までの南北ルートを6泊7日をかけて踏破するトレッキングで、もとは太平洋戦争時、旧日本軍がポートモレスビーへ侵攻するため開拓したルートで、その戦跡をみる機会もあるでしょう。
ココダトレール
ココダトレールは、地図上の直線距離約60キロ、総行程96kmのトレッキングルートで、もとは太平洋戦争当時、旧日本軍が首都ポートモレスビーを攻撃するために切り開いたルートです。 標高約300mのココダを出発し、ココダギャップの2190mを最高峰に、標高1000m前後から2000m前後の11もの丘や山を超えてゆきます。途中キャンプや村の簡易なゲストハウスに宿泊しながら、体力に応じて6泊から8泊の行程で「ニューギニア本島の背骨」と呼ばれるオーエンスタンレー山脈の険路を踏破してゆくハードなトレッキングルートです。また体力面や時間の制限から、全行程を歩くのは難しい方にはココダ発着で3~4泊のショートコースも可能です。
トレッキングは経験豊富な地元ガイドとポーターがついてくれますので安心ですが、車もほとんど入れない地域ですので、途中リタイヤが地点によってい難しいので、十分な準備と体調管理が必要です。
但し万一重大なけがや病気になった場合には、ルート中ほどのカギ村やナオロ村などいくつかの村周辺に草むらの滑走路がありますので、飛行機やヘリコプターをチャーターで呼び寄せます。チャーター代は高額となりますので海外旅行傷害保険には必ず加入してください。
このトレッキングは通常10名程度までの小パーティーで歩くのが一般的で、ご予算に余裕があれば1名からでも受付可能です。トレッキングのシーズンとしては乾季の4月から11月までがおススメで、12~3月の雨季も受け付けは可能ですが、雨で道がぬかるんだり、川が増水して渡れない事があります。尚シーズン中はオーストラリア人はじめ外国人トレッカーで混み合いますので、十分前もって予約することが望ましいでしょう。
ウィルヘルム山
ウィルヘルム山へは玄関口となるゴロカからトレッキングの出発地点となる標高約2500mのケグスグルのロッジまで車で移動します。
ここから徒歩約3時間、ジャングルの木立を抜け、巨大なシダの草原を越えると標高約3400mの美しいピュンデ湖のほとりのベースキャンプに到着します。ここでゆっくりと体を休めて登頂に備えます。
御来光を狙って深夜に登頂を開始します。ピュンデ湖に水を注ぐアウンデ湖を過ぎ、北東側を見下ろせる尾根に出ると、満点の星空の下、眼下にラムシュガーの砂糖工場のあるラム渓谷の町あかりが見渡せます。ウィルヘルム山は、連峰のひとつでアップダウンを繰り返しながら尾根伝いに登ります。山頂付近からの眺めは雲がなければ北東方向の山並みの向こうにビスマルク海を望むことが出来ます。
御来光を狙って深夜に登頂を開始します。ピュンデ湖に水を注ぐアウンデ湖を過ぎ、北東側を見下ろせる尾根に出ると、満点の星空の下、眼下にラムシュガーの砂糖工場のあるラム渓谷の町あかりが見渡せます。ウィルヘルム山は、連峰のひとつでアップダウンを繰り返しながら尾根伝いに登ります。山頂付近からの眺めは雲がなければ北東方向の山並みの向こうにビスマルク海を望むことが出来ます。
その他にも標高1500mの高原の町ゴロカを中心に、PNGジャパンゴロカ支店(ゴロカ・トレック&ツアーズ)が特徴的で美しい自然景観とその土地に住む独特な民族を訪ね歩くトレッキングやハイキングルートを紹介しています。体力と技術にあわせて楽しんでください。
また他の観光地でも1時間~3時間程度のブッシュウォーク、ネイチャーウォークといったオプショナルツアーを催行しているリゾートもあります。パプアニューギニアの鳥や蝶・昆虫の住む草木などを眺めたり、村を訪ねたりジャングル探検気分で楽しめる手軽なハイキングです。
トレッキングオプショナルツアー